窓ガラス

綿あめ、遊具、犬の舌

リセットボタン

僕という虚構はあるく電柱をゆめの墓標と定義しながら

 

脳内のチップが冬を受信しているから寒いような気がする

 

死んだふりしながら僕はとうめいな殻にかくれて鬼さんこちら

 

叢雲のわかれて空はむきだしに 「はい」か「いいえ」で選ばせてくれ

 

唇はやがて乾いて大切なデータだからね、この死にたさも

 

枯れ井戸の底で僕らはうずくまる未来ときけば僅かに笑い

 

腐りゆくものはそのままくさらせてネットの海にしずむ廃船

 

悪夢でもいいから僕はみていたい凍りはじめた仔犬をだいて

 

ここにもう天使はいない スプーンでアイスの腹をひき裂いてゆく

 

リセットをするたび夜のちかづいて祈りだろうか言葉はすべて

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