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窓ガラス

綿あめ、遊具、犬の舌

インターネットは死んだらしいよ

 

あふれだす、声。ぼくたちの自尊心ふいに歪んだ球体になる

 

ハレルヤを聴くたび女児の増えてゆく陽射しに耳を赤らめながら

 

僕たちの記憶、敗北、ああすでにインターネットは死んだらしいよ

 

壊したらこわれてしまう人といて自殺は犬のように死ぬこと

 

はじめから死んでいたのか砂浜でしずかに崩すおまえの城を

 

断崖で遊んでいたの。水死体ふくらむ夢のようにやさしく

 

あと一歩すすめば落ちてゆくだろうおまえの爪は剥がれて、春夜

 

春のあさ 傷ぐちに手をつっこんで世界は終わるいつものように

 

ペンギンの皮膚からにじむ絶望をぼくらは舌でとかしてしまう

 

笑うとき、ガラスの犬がくだけちる。くちびる荒れたままさようなら